ドイツ留学前に必要な手続きと準備する書類
ドイツ留学を決めたら、持ち物の準備と合わせて進めたいのが
- 【パスポートの取得】
- 【ドイツ行きチケットの購入】
- 【医療保険への加入(ビザ取得に必須)】
といった手続きです。
ドイツの大学に進学を考えている人なら、さらに各種書類の準備も必要です。
少し面倒に感じる手続き関連なのですが、どれも留学前にきっちり終わらせておきたいことばかり。
留学前に終わらせたい手続きと、準備したい書類をまとめました。
準備リストはもちろんダウンロードも可能です。
直前で慌てないよう「自分にはどの準備が必要か」を確認して、できれば早めに準備くださいね。
パスポートの取得
パスポートを持っていない方は、まずはパスポートの準備が必要です。
即日発行ではなく、パスポート取得にはしばらく時間が掛かるので、できれば早めの申請がオススメです。
パスポートは5年有効、10年有効の2種類あるのですが、もし期限切れが近い人は要注意!
パスポートの期限はドイツから帰国する時に、3ヶ月以上残っている必要があります。
パスポートの期限が残り少ない人は、事前にパスポートを更新ください。
ドイツ行き航空券
ドイツ行きの直行便、あるいは韓国・仁川など乗り換えを含んだ経由便など、ドイツ行きのチケットを購入ください。
航空券は片道のみでもOKです。往復で購入した方が費用は安くなり、ビザの取得も簡単になるので、可能なら往復チケットがオススメです。
なお、ドイツ到着前にフランスに行きたいなど、他の都市への寄り道もOKです。
他都市からバス・列車でドイツに入国する場合は、ビザのことも考慮して、移動した時のチケットは残しておいてください。
ユーロの用意
ドイツ留学中に使うユーロの用意です。
日本円からユーロへの両替は、日本の銀行で済ませると安いです。
ドイツでの両替はレートが高いので、最初の生活費など、ある程度のユーロは日本で用意しておくのがオススメです。
クレジットカードの手続き
ドイツふくめヨーロッパ諸国ではVISAカード、Masterカードを利用できる店舗が多いです。
できれば、どちらかクレジットカードを持っておくと、現金を持ち歩く機会も減るので便利です。
海外キャッシング機能を持たせておくと、ドイツのATMから現金の引き出しも可能。
「カードは盗難が心配」という方には【キャッシュパスポート】というプリペイド式のクレジットカードの利用もオススメです。
医療保険への加入
ドイツでビザを取得するには、ドイツの医療保険への加入が必須です。
ドイツの医療保険でないとビザが取得できないので、加入する保険はあらかじめ注意が必要。
女性なら【妊娠面】の保証があることも条件の1つ。
また【ワーキングホリデービザを取得】するなら、賠償責任保険への加入も必要になります。
これらを踏まえて、インフォシューレでは【ステップイン保険】【ケアコンセプト保険】の2つをオススメしています。
どちらもインフォシューレから学校のお申し込みと合わせての加入も可能です。
ステップイン保険
ステップインは、ドイツ保険の大手HanseMrkur社が提供する医療保険です。
希望に合わせて選べるプラン、手厚い保証、社内に日本人スタッフがいる日本人に優しい内容が魅力です。
持病がある、常用している薬がある方をはじめ、サッカー留学など怪我の可能性があるなど、保険をきっちりしておきたい人にオススメです。
お申し込みは【ステップイン公式サイト】から日本語でも可能です。
ケアコンセプト保険
ケアコンセプトは、ドイツ人向けの保険をメインに扱う格安の医療保険です。
プランにより一部自己負担があるものの、破格の安さで加入できる保険料が魅力です。
普段から保険を利用することのない方をはじめ、できる限り留学費用を抑えたい方にオススメです。
お申し込みは【ドイツ保険サポート】から日本語でも可能です。
ビザが不要な場合の保険
なお、ビザ取得が不要な90日以内で留学するなら、医療保険への加入は自由です。
クレジットカードにおまけで付いている海外医療保険を利用する、日本の旅行保険を利用するなど、自分にあった保険に加入ください。
保険に入らずに留学も可能ですが、病気をはじめ何かあった時の費用は全額負担になるので、加入してからの渡独がオススメです
入学許可証
語学学校の入学手続きが完了すると、学校よりお申し込み内容を保証する【入学許可証】または【お申し込み内容確認証】が発行されます。
ドイツは書類社会なので、許可証は印刷し大切に保管ください。
入学時の手続きに不安がある方は、入学日にご持参ください。
高校・大学の成績証明証・卒業証明書(英文)
ドイツで大学に進学するなら、願書と合わせて大学に最終学歴の成績提出が必要です。
あらかじめ学校の成績証明を英文でご用意ください。
センター試験の成績(英文)
高校卒業と合わせてドイツ留学、ドイツでの大学進学を目指すなど、最終学歴が高校の場合は大学に願書を出願する際にセンター試験の成績が必要です。
なお、センター試験の成績は各教科で62%以上の点数が必要です。
成績が大学基準に満たない場合、大学判断により大学進学資格を取得する学校『Studienkolleg』に通う必要があります。
滞在先住所
ドイツ入国時に滞在先を聞かれることがあります。
学生寮の住所など、ドイツ入国審査でのやりとりに不安がある方は、事前に滞在先の住所を控えておいてください。
銀行の残高証明書(ユーロ建)
ドイツでビザを申請する際は、ドイツの銀行で【閉鎖口座】という特殊な口座の開設が必要です。
ただし、ハイデルベルクなど、例外的に日本の銀行の残高証明証の利用が可能な場合があります。
【滞在月数×853ユーロ】の残高がユーロで記載された、英文の残高証明証をご用意ください。
閉鎖口座に関しては、姉妹サイト【ドイツドットウェブ:ドイツ学生ビザ取得に必須!閉鎖口座とは?3つの開設方法と残高証明書取得までの流れ】にて詳細を解説しています。
合わせて参考ください。
銀行口座のネットバンキング対応
留学中にドイツで口座を作り、生活費は日本の銀行口座から送金する。
という方も多いかと思います。
銀行口座はネットバンキング対応しておくことで、パソコンやスマートフォンから送金が可能になります。
多くの銀行がネットバンキングは事前の登録制としているので、日本を出国するまえにインターネットから自由に送金できるよう申請しておくことがオススメです。
インターネット上で手続きが完了しない、本人確認の電話が必要など、ドイツからの申請が難しいこともあるのでご注意ください。
ビザの取得
ワーキングホリデービザなら東京のドイツ大使館、または大阪のドイツ領事館での取得が可能です。
ドイツ留学にあたり、ワーキングホリデービザ取得を予定しているなら、日本での申請がオススメです。
なお、学生ビザはドイツでの申請となります。日本では申請できないのでご注意ください。
転出届の提出に関して
海外への留学にあたり、住民票を日本から外すことが可能です。
住民票が日本にある場合、民税・健康保険・国民年金の支払い義務があるので、生活拠点は海外ドイツですが、各種支払いが必要になります。
ドイツ留学が長くなる、ドイツに完全移住の可能性がある場合は、転出届を行ないドイツに留学することも1つです。
なお、国民年金などは帰国後に遅れて支払いも可能です。支払いを済ませない場合、将来の年金受給額が減額となります。
詳細は住民登録のある役所までご確認ください。
奨学金の停止に関して
高校・大学で奨学金を借り、返済のある方はドイツに拠点を移動した場合でも、奨学金の返済が必要です。
必要な方は奨学金の返済一時停止など合わせて検討ください。
携帯電話の解約・一時利用停止
留学中も日本の携帯会社とスマートフォンの契約があれば、月額の利用料が発生します。
留学が長期になるなら携帯電話を解約。
あるいは、一時的に利用をストップできることもあるので、事前の確認がオススメです。
なお、スマホは解約してもWi-Fiに接続することでLINEをはじめ、電話以外のアプリは使用可能です。
国際免許証の取得
ドイツで車やバイクを運転する可能性がある方は、日本で国際免許証を取得しておいてください。
日本の免許があれば、ドイツでの免許申請も可能ですが、日本の免許証と引き換えになる例など、州により対応が異なる部分があります。
準備リストをダウンロード
ドイツ留学前の主な準備事項は以上になります。
ぜひ、留学前の参考にして頂けたらと思います。
準備項目をまとめたリストはダウンロードも可能です。
印刷して利用するなど、留学前の準備に活用ください。